この度の震災に遭われた方には、衷心よりお見舞い申し上げます。
今月14日の未曾有の震災から2週間が過ぎました。前震→本震→余震が続くなか、交通やライフラインの復旧は徐々に進んでおります。がしかし、依然、多くの方が避難所での不自由な生活を強いられています。
災害弱者と言われる障害者の方の避難状況については、情報がなかなか入らないために知的障害者の事業所で働く者の一人として心配しております。
私ごとですが、21年前の阪神大震災では、半年後に現地へ知的障害者の施設へボランティアとしてお手伝いをさせていただきました。見慣れた街が目茶苦茶になってしまった光景は今でも忘れることができません。半年という時間の中で、利用者の方の生活は落ち着きを取り戻しつつありましたが、同時に心のケア(心の傷:PTSD)が大事だと実感しました。少し揺れるだけでも、震災時の状況がフラッシュバックしパニックを起こす方も見受けられましたので…
「何気ない毎日がいちばん幸せ」と言いますが、今回の地震のような大きな災害が起こるたびに、この言葉の意味を深く噛み締めます。1日でも早く被災されている方々に「普通」の日々が訪れることをお祈りしています。Otto